ICHWAN JOESOEF (イッワン ユスフ)所長

ICHWAN JOESOEF
(イッワン ユスフ)所長

 

2018年1月に、インドネシア貿易振興センター(ITPC)の所長として赴任したイワッさん。お名前はICHWAN JOSSEPですが、日本人にはICHWANのCHの発音が難しいので、ニックネームは?と尋ねると「イワッ」と呼ばれていますということですので、私達もイワッさんとさせて頂きましょう。

さてイワッ所長は海外での赴任は初めてということです。それで日本に来られる前のキャリアーに関心を持ったので、これまでのキャリアーについて、まずはお聞きしました。

 

イワッさんは、有名なバンドゥン工科大学(ITB)を卒業されています。専攻は工業デザインです。大学での勉学を生かしたいと、ハンディクラフトやシューズの会社など民間で6年間働いて、海外でも評価されるようなデザインをどうしたら実現できるか実践の場で活躍されてきました。しかし現場は日々の制作に終われ、なかなか問題解決には至りません。やはり国をあげて行政の支援が重要ではないかと思い、公務員をめざして退職。公務員のための留学奨励事業に応募するため、指定の専門校で英語を勉強し、無事、メルボルンの大学に商務省職員として留学することができました。この制度は、商務省職員としてスキルをアップさせる目的で、提携先大学の学部で1年から1年半程度、勉学することができる制度で、学費はもとより生活費も支給されます。もちろんそのためには英語能力試験や推薦書、申請書類などを用意して応募し、選ばれないといけません。このような留学をTugas Belajarというそうです。

 

イワさんはその後、留学経験を生かし、商務省内では現場の工場と若いデザイナーと繋ぐ仕事をしました。まだ経験の薄いデザイナーに現場の実態を知ってもらう一方、製造の現場では職人にデザインの必要性や重要性を理解してもらい新しいデザイン作品を実現させていく、その間の費用は商務省で支援するという事業を頑張ってやってきました。

ITPC所長として来日され、商務省での工業デザイン振興の経験が役立つと良いなぁと思いながらお話を伺っておりました。

 

大阪に赴任されて今後の抱負をお伺いすると

「本国商務省がITPCを大阪に設置する目的は、もちろんインドネシアの商品を日本に輸出販売することですが、ただ輸出の促進、商品の紹介ということだけでなく、多くの企業や人と出会い、日本の経営や製造など多方面での情報を取得したいし、また交流もしたいと思っています」と、とても誠実で積極的な姿勢に感銘をうけました。

 

ところでイワッさんは、ジャカルタ生まれのジャカルタっ子だそうですが、ご両親はミナンカバウのご出身です。辛い料理で有名なPadangもミナンカバウ県にあります。またMinangは最近ではサーフィンで有名です。世界中から観光客が来るようになっているとのこと。でもまだ日本人は少ないみたいですが~。今回の赴任は、奥様と3人のお子様もご一緒に来日されています。下のお子様は双子だそうです。趣味はスポーツと旅行ですが、日本にいる間にあちこち旅行に行ってみたく「できれば札幌から沖縄まで」と、シャイなお顔で笑って言われていたのが印象的です。

 

最後に、日本に来て最初に驚いたことは何ですか?とお尋ねすると、

驚いたのは電車の時刻です。一秒でも遅れることはめったにない上、一番驚いたのは、3分早く到着したことがアナウンスで謝っていたことでした。日本の時間厳守は、ある意味凄いなぁと思ったそうです。

 

これからのイワッさんの日本でのご活躍と、ご家族のご健康をお祈りします。

 

2018年3月12日取材 文責:高木典子

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